König der Meister 渋谷 靴修理

お修理日記, パンプス, レディース修理

シルバーパンプスだって水洗い!!

お晩です。

 

段々と温かくなってきましたね。

春本番までももう少しかと。

桜の花もちらほらと咲き始めたなと思っていたら・・・

 

『嵐!!!!!!!!!!!』

 

ですよ。

昨日の天候には、本当に驚かされましたね。

せっかく咲き始めた桜も、さぞ驚いたでしょうね。

 

交通網にも多大な影響をもたらしたみたいですしね。

本日も空の便は欠航しているみたいですし。

また東北の方ではまだまだ悪天候が続いているようで。

皆様は大丈夫でしたかね??

 

 

しかし桜の季節と言えば、新たな季節ですよ。

新学期、新入生、新入社員、新天地、、、

初々しいスーツ姿をお見かけすると、10年位前の自分を。。。

想像するのはやめておきましょう(笑)

 

 

変なイメージが頭をかき乱す前に、こちらに参りましょう。

本日のお修理品です。

 

 

これが、                    こんな感じに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ご紹介するのは女性物のパンプスです。

 

メタリックなシルバーパンプスに、カビが生えてしまい、

黒の斑点が、あちらこちらに。。。

もともとメタリックのもののお手入れは、難しいものなのです。

 

マニアックなご説明を致しますと。

 

『皮』というものは色々な行程をふまえて『革』になります。

元々牛さんや羊さん、山羊さん等の表皮『皮』を、

丈夫に、腐らないよう鞣したものが『革』になるわけなんです。

そうした鞣し革に色、雰囲気を加えて靴に使用する革を生み出すわけなんです。

(かなりざっとしたご説明ではありますが・・・)

 

特に色や質感に繊細さを必要とする女性物の革は、

鞣された薄い革の表面を、幾度と加工し仕上げます。

 

皮を鞣し→革にし→その表面にお化粧をして、靴に使用するわけです。

 

層にしてみると、

1.革の表面

2.1stコート(色等の顔料、染料がのり易いように加工するコーティング剤)

3.色料(顔料、染料等)

4.ラメ等のコート剤(元々顔料等に含まれているものもあります)

5.トップコート(顔料等が剥がれないよう、色落ち等がしないよう保護するコーティング剤)

 

ざっと簡単に説明するとこうした層になったものが革なんです。

 

これからが本題ですが、雨染み、や今回のようなカビによる斑点等は、

トップコートの下の革の表面に出来たりするのです。

つまり、こうした汚れを落とすには、かなりの層を落とさねばならないのです。

層を落としてしまうという事は、革の表面のお化粧をし直さなければならないのです。

 

そのため単純な汚れ落とし等で表面を掃除し、

色を加えればいいというお修理ではないのです。

 

今回の修理も先程の層を一つずつ落とし、

表皮に水を含ませ、水洗いしました。

つまり色やラメ等が落ちてしまった状態にし、

そこから新たに層をくみ上げていったのです!!

 

だからこそ色だけでなく、

表面の質感(ラメ感)を再現しなければならないものはお手入れが難しいというわけなのです。

 

なかなかうまく再現出来たでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

今回もかなりマニアックなご説明でしたが。。。

こんなこともやっていることを知って頂ければと思い、

熱くご説明させて頂きました。

 

いかがでしたかね??

 

次回も飽きずに読んで頂ければ幸いです。

 

 

2012年04月04日 (水曜日) 22:27:54 by IdeeK

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